曲げ加工の技術
熱を加えてアクリル板をやわらかくし、角度をつけて曲げていきます。
基本のL字やコの字曲げはもちろん、角度を指定した曲げやR曲げ、曲げ箇所が複数あるものも承っております。



丸棒ヒーター | 4台 |
R曲げ対応(部分加熱) | 3台 |
R曲げ対応(両面部分加熱) | 1台 |
最大加工サイズ | 幅:~1800ミリ 板厚:~15ミリ |
ヒーター棒を用いた曲げ
弊社独自の可動式のヒーター棒を用いて、複数点を同時に加熱、曲げ加工することが可能です。作業工程が短縮化され、納期・コストともにメリットがあります。
アクリル板は加熱すると、熱膨張により反ってしまうので、均一に加工するための治具も工夫しています。
弊社オリジナル装置 間接加熱曲げ
弊社が考案した間接加熱用電熱ヒーターは、加熱幅を自在にコントロールすることが可能です。
素材の厚みやサイズ毎にタイマーを使って正確に熱を加え、治具を用いて角度をつけて冷ましています。
この方法により、曲げもの毎の型枠が不要となり、少量多品種対応、スピーディな加工、品質の均一化が可能となっています。
製作例

【トロフィー】
長方形の板を70度の角度で台形になるように曲げ、さらに4度の傾斜をつけて台座に接着しています。

【セルフレジカバー】
塩ビの曲げ加工例。開口部の曲げによる反りの対策として、二段階で切削しています。1回目に外周と開口部の溝加工を行い、曲げ加工を行った後、開口部を抜き加工しています。

【バスタブトレー】
10ミリ厚のガラスカラーで作られたバスタブトレー。
浴槽の縁にかける部分を曲げ加工しています。

【アクリル8mmの直角曲げ】
厚みのある板の曲げは、熱による歪みを考慮して精度や角度を出しています。成形時の温度、徐冷時の固定などの対策のほか、曲げ加工後に端部の反りを切り落とし、小口をきれいにするためのカンナ、鏡面加工を行っています。